ビレッジハウスのからくり|退去費用が払えない?審査に落ちた?

賃貸ノウハウ

ビレッジハウスは2万円代~物件を用意している、安さが魅力の賃貸サービス。

初期費用や家賃が安く審査も緩いことから、職業・年齢・国籍を問わず入居しやすいと評判です。

しかし、「ビレッジハウスがここまで安いからくりは?」「退去費用が高くて払えない?」などの疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は以下の内容で紹介します。

その他、ビレッジハウスとは?など基本情報もまとめたので、検討中という方はぜひ参考にしてくださいね。

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ビレッジハウスのからくり!なぜ安い?

ビレッジハウスは2万円代~物件を取り扱っている、安さが魅力の賃貸サービス

ビレッジハウスが安いからくりがこちらです。

なぜ安いのかそれぞれの理由を詳しく解説します。

理由①築古団地(雇用促進住宅)を一括購入しているから

雇用促進住宅とは、就労者の生活や就労の安定を図るために整備された公共の賃貸住宅のこと。

現在は廃止された制度ですが、かつて雇用促進住宅として運営されていた物件は民間企業に譲渡・買収され、低価格な賃貸住宅として活用されています。

ビレッジハウスのスタートも雇用促進住宅の買収にあり、以後も古い団地(築古団地)を一括購入し仕入れコストを抑えることで低価格な賃貸サービスを継続しています。

そのため、築年数がかなり経っている物件も多いですが、その分家賃の安さに繋がっているのです。

理由②設備が最小限だから

ビレッジハウスの物件は設備が最小限となっているのも安さの秘訣です。

設備を充実させるには、以下のように月額の家賃にプラスしてオプション料金を払う必要があります。

項目金額(1ヶ月あたり)
エアコン1,000円/台
キッチン給湯
(瞬間湯沸かし器)
1,000円/台
ガスコンロ1,000円/台
洗面台1,000円/台
温水洗浄便座1,000円/台

各設備が既に設置されている物件については元々の家賃に上記金額が含まれています。

部屋の仕様によっては設備の追加ができないこともあるので、希望がある方はその旨を伝えておくと最適な提案をしてもらえて安心です。

理由③必要以上にリフォームしないから

ビレッジハウスの安さの理由は必要以上のリフォームは行わないという点にもあります。

中には1棟丸々リフォームすることもありますが、前の入居者が住んでいたときの間取りのまま掲載することの方が多いです。

希望により間取りを変更するプランも選べますが、毎月の家賃に規定額が上乗せされます。

間取り変更プランの詳細はビレッジハウスの担当スタッフに確認してみてくださいね。

ビレッジハウスは退去費用や違約金が高い?

一般的な物件で初期費用として支払う敷金は家賃滞納時や退去時の費用にあてられますが、ビレッジハウスは敷金がかかりません。

その代わり、ビレッジハウスでは退去費用としてクリーニング代1,210円/㎡を払う必要があります。

例えば30㎡なら36,300円の退去費用がかかるイメージです。

また、ビレッジハウスの契約年数は原則2年(以後2年毎の自動更新)となっていて、短期間での入居は不可とされています。

短期間で解約すると、以下の通り違約金が発生するので注意しましょう。

期間違約金
12ヶ月未満の解約家賃等3ヶ月分
24ヶ月未満の解約家賃等2ヶ月分

駐車場についても同様に、短期間で契約解除すると違約金がかかります。

ビレッジハウスの家賃や初期費用は一般的な賃貸よりも安く設定されていて、長く住んでもらわないと利益が生まれません

その分短期間で解約した際の違約金は相場より高いという仕組みです。

高額な退去費用は払えない!費用を抑えるコツ

敷金ありの物件の場合、退去時にかかる費用は敷金で足りなかった金額のみとなります。

しかし、ビレッジハウスは敷金がない分、退去時に全額清算することになり「高額な退去費用は払えない」と感じるかもしれません。

退去時の費用を抑えるためにも以下に気をつけましょう。

  • ふすまの穴や汚れに注意
  • カビが発生しないよう対策しておく
  • 壁に釘やネジを打たない
  • 壁の塗装落ちを防ぐため、両面テープを使わない
  • 壁の着色を防ぐため、室内でタバコを吸わない
  • 跡がつかないよう突っ張り棒の使用は避ける

上記の中でも、タバコのヤニによる壁の着色は壁紙の全面張り替えとなるため、高額になりやすいです。

退去時に「費用が思っていたより高額で払えない」と慌てないためにも、上記のポイントに注意しながら敷金分を入居期間中に貯金しておくのがおすすめです。

ビレッジハウスの退去費用は分割できる?

ビレッジハウスの退去費用を分割払いにするのは難しいです。

そもそもビレッジハウス以外の一般的な物件でも退去費用の分割は難しく、大家さんからの理解を得られた場合のみ対応してもらえます。

退去時に費用を提示されて慌てないためにも、敷金分の貯金をしておきましょう。

ビレッジハウスとは?

ビレッジハウスとは、ソフトバンクグループ傘下のフォートレス・インベストメント・グループによる低価格の賃貸住宅サービスです。

ビレッジハウスの特徴やサービス内容を以下にまとめました。

物件数・エリア全国に1000件・100,000室以上
入居のしやすさ・抽選・保証人不要
・職業/年齢/国籍は問わず、入居審査が緩い
初期費用敷金/礼金/手数料/更新料0円
※敷金0円は保険会社加入の場合
家賃2万円代~様々なグレードの部屋を用意
プラン現状のまま入居/間取りを変更など
多様なプランを用意
サービス契約者に最大3万円分の引っ越しサポート

ビレッジハウスはフリーレント1ヶ月やペット可など、多様な条件の低価格物件を扱っています

入居審査も緩く、会社員だけでなくシングルマザーや高齢者など、暴力団関係者以外なら原則問題なく契約できるのもポイントです。

ビレッジハウスの実際の口コミや評判、生活費のシュミレーション等を以下の記事で詳しく紹介しています。

入居を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

⇒ビレッジハウスはやばい?女性一人暮らしは?

ビレッジハウスの審査&契約の流れ

ビレッジハウスの物件選び~審査・契約までの大まかな流れがこちらです。

  1. 電話or公式サイトのフォームから問い合わせ
  2. 部屋・プラン選び
  3. 内覧・見学(予約時間に現地集合)
  4. 申込み・審査
    (内覧時に必要書類を持参すればその場で申込みもOK)
  5. 審査通過後に契約・入居
    (工事が完了していない場合、入居を待つこともある)

ビレッジハウスの物件は抽選がないため、空室があって審査に通れば即入居できるのも魅力です。

必要書類は以下をベースに追加で求められることもあります。

  • 入居申込書
  • 顔写真付きの身分証明書(両面)
  • 収入証明書の写し
  • 通帳の写し
  • 損害保険等の加入に関する書類

あらかじめ用意しておくと入居までがスムーズなので、引っ越しを急いでいる方は早めに必要書類を準備しましょう。

また、審査や契約に関してよくある質問をまとめました。

それぞれ回答していきます。

在籍確認はあるの?

ビレッジハウスも他の不動産会社と同様に、勤務先に在籍確認の電話が入ります

あくまでもきちんと働いていて収入があるかを確認するだけなので、契約者本人が出る必要はありません

しかし、在籍確認のための電話が繋がらなかったり、実在することが確認できない会社だと入居審査に落ちてしまう可能性があるので注意しましょう。

預金残高はいくら必要?

ビレッジハウスで契約する際の預金残高は家賃5ヶ月分以上があれば安心です。

ビレッジハウスでは初期費用として以下の費用が必要になります。

  • 契約開始月の日割り家賃(1ヶ月30日計算、共益費込み)
  • 翌月分の家賃(共益費込み)
  • 火災保険料: 10,000円〜(2年)

例えば家賃4万5000円の物件で15日に入居する場合、上記の費用を合計すると初期費用は7万9000円となります。

ただし、ビレッジハウスでは引っ越しサポートとして最大3万円をサービスしてもらえるので、

また、現在無職の人も通帳の預金残高の写しを提出して、家賃の支払い能力があることを証明しなければなりません。

家賃5ヶ月分以上の貯金があれば、求職中などで現在収入がない人も審査に通りやすくなるでしょう。

審査日数は遅い?結果はいつ頃?

ビレッジハウスの審査日数は2~3日ほどであることが多いです。

ただし、必要書類に不備があったり収入に問題があったりすると、通常よりも審査結果が遅いことがあります。

また、審査をするタイミングが繁忙期や定休日に重なると審査日数が伸びる可能性があります。

ビレッジハウスで審査落ちした理由|無職はNG?

ビレッジハウスは無職の人も契約できるほど審査が緩いことでも有名です。

職業や年齢、国籍は問わず、年金受給者や生活保護受給者も契約できます

それでも100%入居審査に通過できる訳ではないので、以下の審査落ちした方の理由もチェックしてみましょう。

  • 反社会的勢力の人や犯罪歴のある人
  • 家賃が収入に見合っていない
  • 過去にビレッジハウスでトラブルを起こしたことがある
  • 態度や身なりがあまりにも悪い

ビレッジハウスに限らず、賃貸契約において収入と家賃のつり合いが取れているかは審査基準の要とも言える部分です。

審査では給与額だけでなく勤続年数など安定性も見られるので、入社してすぐだと審査落ちすることもあります。

また、今までにビレッジハウスで家賃滞納があったり住民とトラブルを起こしたことがあると、審査に落ちる可能性が非常に高くなります

上記のように特に問題とされるところがなければ、基本的には審査に通ると考えて良いでしょう。

ビレッジハウスの値上げ|家賃交渉できる?

ビレッジハウスの家賃は更新時などに値上げされることがあります

値上げの理由は様々ですが、近隣の家賃相場が上がったり建物の老朽化が進み修繕費が必要なときなどに家賃改定があるようです。

値上げ額は3000円~6000円ほどであることが多く、物件によっては1万円ほどの大幅値上げが行われることもあります

そうなると気になるのが家賃交渉はできるのか?という点ですよね。

賃貸において空室は利益が生まれないため、貸主からすれば極力避けたいもの。

更新前のタイミングだったり空室のある物件だと家賃交渉の成功率が上がるので、時期や物件の状態に合わせて相談してみるのがおすすめです。

ビレッジハウスの家賃を滞納したらどうなる?

ビレッジハウスの家賃を滞納すると、督促状が送付されます

督促状と共に支払用紙も同封されているので、期日までに支払いを済ませましょう。

また、家賃を滞納すると翌月は家賃にプラスして、年14.6%の割合で計算した延滞金も請求されます。

家賃の支払いが滞ると今後ビレッジハウスの別物件に入居を希望した際、審査落ちする可能性が高くなるので、遅れずに家賃を支払うようにしましょう。

まとめ

今回は以下の内容でご紹介しました。

  • ビレッジハウスは2万円代~物件がある低価格の賃貸サービス
  • 築古団地の一括購入や設備の最低限化などで低価格を実現
  • ビレッジハウスの契約期間は原則2年で、短期間の退去は違約金が発生
  • ビレッジハウスの物件は抽選がなく、空室があり審査に通れば即入居OK
  • 入居審査は緩いが家賃が収入に見合っていないなどの理由で落ちることもある

ビレッジハウスは良質な賃貸住宅を簡単な手続きとリーズナブルな価格で提供しているのが特徴。

審査も通常2~3日ほどで完了するので、引っ越しを急いでいる方にもおすすめです。

その他、初期費用や家賃をとにかく抑えたい方、他の不動産会社で審査に落ちてしまって不安な方など、幅広いニーズに応えてくれるでしょう。

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