「道路沿いの家は止めた方が良い」と聞いて、家の契約を迷っている方もいるのではないでしょうか。
せっかくの新居が道路沿いのために、排気ガスや騒音などで悩まされてしまっては悲しいですよね。
実際に住んでから後悔しないためにも、道路沿いの家のメリット・デメリットも知っておく必要があります。
そこで今回は以下の内容でまとめました。
▼この記事に書いていること
気になる物件が道路沿いで決定しかねているという方はぜひ参考にしてくださいね。
道路沿いの家は止めた方が良い理由とは?
引用元:Pixabay
「道路沿いの家は止めた方が良い」と耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。その理由には以下が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①洗濯物の排気ガス対策が必要
幹線道路沿いの家だと周辺の交通量が多いので、洗濯物が排気ガスで汚れないよう対策する必要があります。
排気ガスが何階まで届くかは交通量にもよりますが、片側数車線の道路であれば10階程まで届くことも。
外干しをする際は以下のような対策をするのがおすすめです。
- 交通量の少ない時間帯に干す
- 乾いたらすぐ取り込む
また、車の往来で舞い上がったホコリやススが物干し竿やベランダの柵に付着しがちなので、直接服や布団を掛けないようにしましょう。
②うるさい・騒音対策が必要
道路沿いの家は車の走る音や人の話し声など、騒音が気になるのが最大のネックです。
特に幹線道路では夜中でも緊急車両がサイレンを鳴らして走行することがあり、物音に敏感な人はストレスを感じるかもしれません。
家賃が安い物件だと防音対策が不十分というケースも大いにあるので、内見時にしっかり確認しましょう。
また、以下は賃貸でもできる騒音対策なので、参考にしてくださいね。
- 遮音カーテンを付ける
- 防音テープで窓の隙間を埋める
- 窓ガラスに防音透明シートを貼る
- 窓用の防音ボードを設置する
- 換気口をふさぐ
防音対策の基本は窓や隙間に注目することです。
一般的な賃貸だと防音効果の高いペアガラスを使用している物件は少ないので、騒音が気になる方は自分で窓に対策をすると良いでしょう。
③振動で揺れる
道路沿いの家はトラックなどの大型車が通るたび、揺れを感じることがあります。
揺れの程度はアパートかマンションか、構造、階数によって異なります。
振動は騒音のように自分で対策を取るのは難しいです。
可能であれば内見をするときは、実際に住んだときに在宅していることが多い時間帯に行い、振動の具合を確かめておきましょう。
④外構で目隠しが必要
道路沿いの一軒家に住む場合、外構で目隠しを作らないと敷地内の様子が外から見えてしまいます。
フェンスや塀、植栽などを設置しないと、外からの視線が気になるかもしれません。
また、マンションやアパートでも1階の場合は一軒家と同様に、通行人がすぐそばを通るため落ち着かないことも。
賃貸だと勝手に大掛かりな目隠しを設置するのは難しいので、落ち着いた生活を送りたい方には道路沿いの家は不向きと言えるでしょう。
⑤防犯面が心配
道路沿いの家は人や車の往来が多く、街頭も多数設置されているため、路地裏の家より防犯性は高いです。
しかし、女性の場合、洗濯物から女性が住んでいることがパッと見て特定されてしまう可能性があるので、その点においては注意が必要です。
ただし、犯罪者は人目を避ける傾向にあるので、明るい道路沿いの家に侵入したり物を盗んだりすることは少ないでしょう。
⑥子供の飛び出しが危険
小さい子供がいる家庭の場合、道路沿いの家は避けた方が無難です。
子供は何かに夢中になると周囲を見ずに飛び出してしまうことがあります。また、子供は大人より視線が低いため、車の接近に気付きにくく危険です。
また、道路沿いの家は目の前に路上駐車されてしまうこともしばしば。
小さな子供がいることに気付かずにドライバーが発進し、事故に遭う可能性も考えられます。
事故に遭ってからでは遅いので、小学校低学年以下の子供がいる方には道路沿いの家はおすすめできません。
道路沿いの家にして後悔した口コミ
引用元:Pixabay
実際に道路沿いの家にして後悔している人の口コミが見つかりました。
息子産まれる前に家買ってしまったことを今結構後悔してる。こんなに暴れん坊が産まれてくるとわかっていたならこんなに車通りの多い道路沿いの家買わなかっただろうなあ 危なくて毎日ヒヤヒヤしてる。引用元-Twitter-@rippi_chaan
車うるさい ほんと家道路沿いだから音がうるさい!!!特にバスとバイク ねえー静かにしてーーーー やっぱり静かな田舎に住みたい引用元-Twitter-@Hika_jimin
道路沿いの家で後悔している口コミで多かったのが「交通量が多く子供には危ない」や「騒音が気になる」という内容でした。
先述の通り、道路沿いの家は車の往来が多く、大型車や緊急車両も走っています。
そのため、夜中でも振動や騒音に悩まされている人も少なくありません。
道路沿いの家に住む場合、上層階を選んだり防音対策が万全の物件を探すのがおすすめです。
道路沿いの家は風水的にどう?
引用元:Pixabay
大きな道路沿いの家は風水的に良くないとされています。以下に風水における地相との関係をまとめました。
詳細 | |
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割脚殺 (かっきゃくさつ) |
・すぐそばに高速道路が通っている場所 ・散財してしまうとされている |
光殺(こうさつ) | ・建物の正面に一晩中点灯している ネオン看板などがある場所 ・精神的ダメージから短気になるとされている |
穿心殺 (せんしんさつ) |
・家の正面に電信柱/電灯/道路標識/街路樹がある場所 ・健康を害したりトラブルに巻き込まれるとされている |
幹線道路にはネオン看板や電灯などが多く、上記の風水上良くないとされる地相に当てはまります。
風水を取り入れて家探しをしたい方は道路沿いの家は避けるようにしましょう。
道路沿いの家のメリット・デメリットまとめ
引用元:Pixabay
道路沿いの家のメリットがこちらです。
- 交通の便が良い
- 車移動がしやすい
- 人通りが多いため犯罪が起きにくい
- 近所にコンビニやスーパーがあり便利
- 家賃が比較的安い
- 隣人と騒音トラブルになりにくい
また、道路沿いの家のデメリットがこちらです。
- 車の走行音や通行人の話し声がうるさい
- 排気ガスで空気が悪い
- 人目や排気ガスによる汚れを考えると洗濯物を干しにくい
- 大型車が通ると振動が気になる
- 子供の飛び出しに注意が必要
- 大通りを渡るのに時間がかかる(陸橋を使う必要がある)
- 駐車場が道路に面していると車の出し入れが大変
道路沿いの家は交通量が多く栄えていることがメリットにもデメリットにもなります。
交通利便性や安全性などを重視したい方、在宅時間が短く騒音が気にならない方には家賃も安くお得に感じるかもしれません。
道路沿いの家と一口に言っても騒音対策の程度は物件ごとに異なります。
メリットに感じる点が多くても、必ず内見をして騒音や振動など不便な点はないか確認しましょう。
また、交通量を確認するのは帰宅時間や在宅時間に当たるタイミングで行えば、実際に暮らしたときに「思っていたよりうるさい」というトラブルもなく安心です。
道路沿いの家のデメリットが許容できるかどうか、ぜひゆっくり検討してみてください。
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