賃貸の24時間安心入居サポートはいらない?強制は違法?月額比較

賃貸ノウハウ

緊急事態にいつでも対応してくれる賃貸入居者の強い味方である「24時間安心サポート」。

賃貸物件を探していると、「24時間安心サポート」というサービスを勧められた経験がある方も多いですよね。

でも、「賃貸の24時間サポートはいらないのかな」「強制的な加入は違法なのでは?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、賃貸の24時間安心入居サポートの必要性について、月額費用を比較しながら分かりやすく解説します。

賃貸の24時間安心サポートについて迷っている方の疑問を解消し、賢い選択ができるようサポートします。

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賃貸の24時間安心サポートとは?

賃貸の24時間安心入居サポートとは、水漏れや鍵の紛失、ガス漏れなどのトラブルが発生した際に、24時間365日、専門業者に連絡して対応してもらえるサービスです。

▼24時間安心サポートで対応できること

  • 水回り・トイレのトラブル
  • 給湯器・ガスのトラブル
  • 鍵の紛失・トラブル
  • 不審者・騒音など住環境トラブル
  • 自然災害によって生じたトラブル など

実際に、鍵トラブルで24時間安心入居サポートに緊急対応してもらっている方もいました。

鍵無くして友達の家泊まらせてもらって今やっと家入れた…家の鍵ってこんなに簡単に空くのねコワイ 賃貸の安心サポートみたいなん入っててマジでよかった 引用元:X-@mi_beauty_06

賃貸物件によっては、契約時に強制的に加入となる場合もありますが、必ずしも必要なサービスではありません。

実際、サービスを利用する機会がないまま契約期間が終了してしまうケースも多いようです。

一般的な月額費用|代表的な会社で比較

賃貸の24時間安心入居サポートの月額費用は、会社やプランによって大きく異なります。

年間契約の場合、年間2万円前後が相場ですが、月額に換算すると1,500円~2,000円程度になります。

中には月額300円程度のプランや、逆に年間2万円以上かかるプランもあります。

契約前に必ず料金体系をしっかりと確認し、他のサービスとの比較検討を行いましょう。

以下に、いくつかの代表的な不動産会社での料金例を示します(あくまで参考です。最新情報は各社にご確認ください)。

▼不動産会社の料金例

不動産会社 月額費用
アパマンショップ 1,000円~2,000円
※プランによって異なります
エイブル 年間18,000円程度(2年契約)
積水ハウス
(シャーメゾン)
880円~1,320円
※プランによって異なります
大東建託 300円~1,000円
※プランによって異なります

料金以外にもサービス内容にも多少の違いがあるため、対応可能なトラブルの種類や、対応時間、追加料金の有無なども確認するようにしましょう。

賃貸の24時間安心入居サポートがいらないと言われる理由5選

賃貸の24時間安心入居サポートは、必ずしも必要なサービスではありません

実際、多くの利用者が「いらない」と感じているようです。

その理由を5つご紹介します。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

①火災保険の保障内容で補える

多くの火災保険は、水濡れや火災による損害だけでなく、鍵の紛失や盗難などにも対応しています。

賃貸の24時間安心入居サポートと補償内容が重複する部分も多く、火災保険に加入していれば、サポートが不要な場合もあります。

契約する火災保険の内容を確認し、24時間サポートの必要性を検討してみましょう。

②初期費用が高くなる

賃貸の24時間安心入居サポートに加入することで初期費用が高くなることがあります。

賃貸契約の段階で24時間安心サポートの年間料金を支払うこともあり、その場合は初期費用に数万円の追加費用が発生します。

家計への負担を軽減したいと考えている方にとっては、大きなデメリットとなります。

特に、初期費用を抑えたいと考えている学生や新社会人にとって、不要な出費となる可能性があります。

③追加費用がかかる場合がある

基本的なトラブル対応は無料でも、複雑な修理や特殊な部品が必要な場合は、追加費用が発生する場合があります。

▼追加料金が発生する例

  • 特別な部品・特殊な技術が必要な場合
  • 作業時間が60分以上になる場合  など

契約前に、追加費用が発生する可能性があるかどうかを必ず確認しましょう。

④夜間・早朝は対応が遅れる

24時間サポートと謳っていても、夜間や早朝は対応が遅れることがあります。

緊急性の高いトラブルの場合、すぐに対応してもらえない可能性があるため、注意が必要です。

実際に、深夜にトラブルが発生しても、翌朝まで対応してもらえなかったという声も聞かれます。

深夜クーラー水漏れ→ 24時間サポートに電話 → 明日(今日)9時以降に様子見るための連絡します → 9時から待機 → 連絡こん……エアコンないから暑い 引用元: X-@kao_o12

深夜や早朝でも早急に対応してくれたという口コミもあるため、すべてのサポート会社が対応が遅いという訳ではないようです。
深夜帰ったら水漏れで家中水浸しで壁も床もぐっしゃぐしゃで…管理会社に電話したら遅い時間なのに担当者が飛んできてくれて、状況見て、呆然と立ち竦む五を宥めながら応急処置してくれて…引用元:X-@suna_kamigigi

サポート会社によって対応が異なることもあるため、契約時にサポート内容や早朝・深夜の対応についても確認しておくことをおすすめします。

⑤実際に利用する機会がない

多くの場合、賃貸の24時間安心入居サポートは、実際に利用する機会が少ないです。

サービス料を支払っているのに、一度も利用しないまま契約期間が終了してしまうケースも多々あります。

そのため、費用対効果を考えると「いらない」と感じる人が多いのです。

賃貸の24時間安心サポートはいらない?アパマン等の知恵袋の声

インターネット上の知恵袋や口コミサイトでは、「賃貸の24時間安心サポートはいらない」という意見が多く見られます。

中には、「電話が繋がりにくい」「対応が遅い」「結局自分で解決した」といった具体的な体験談も投稿されています。

部屋の電気スイッチの故障で、深夜に電気が消えなくなる。パンフレットに24時間365日受付とあったので、安心入居サポートに電話をする。一通り電気の具合を聞かれ、長々と説明をしたのちに、「夜間は電気は対応していないので、明日直接アパマンの店舗に電話を」と言われる。引用元:yahoo知恵袋‐アパマンショップ安心入居サポートの対応について

「24時間いつでも対応」という安心感から加入することも多いため、実際の対応が期待外れとなってしまう場合があるようです。

緊急時に対応できないのならば「24時間サポートはいらない」と判断する方も見受けられます。

賃貸の24時間サポートが必要な人&不要な人

賃貸の24時間サポートが必要かどうかは、個人の状況によって大きく異なります

▼24時間サポートが必要な人

  • 初めて一人暮らしをする人
  • 近隣に頼れる人がいない人
  • 高齢者
  • 小さな子供のいるご家庭  など

▼24時間サポートが不要な人

  • 一暮らしの経験が豊富な人
  • トラブル対応に自信のある人
  • 近隣に頼れる人がいる人
  • 火災保険などサポート内容が重複するサービスに加入している人  など

任意の場合は、最初は加入しておいて途中で解約する方法もあります。

加入してみて必要がないと感じたら、更新せずに解約しましょう。

途中解約については、契約時に確認しておくことをおすすめします。

賃貸の24時間サポートは違法?強制加入はありなの?

賃貸の24時間サポートの強制加入は違法ではありません

大家さんや管理会社ではトラブル対応しきれないなどの理由で、入居者の安全を守るため24時間安心サポートへの加入を強制しているという場合もあります。

ただし、契約時に強制加入が明示されていない場合は、加入を拒否することができます

契約書をよく確認し、不明な点は不動産会社に確認するようにしましょう。

解約&更新しないのはNG?

賃貸の24時間サポートが強制加入の場合は、契約期間中は解約できません

任意加入の場合は、基本的には途中解約できる可能性が高いです。

更新時に解約できるかどうかは、契約書に記載されている内容に従う必要があります。

賃貸の24時間サポートの断り方

賃貸の24時間サポートの加入が任意の場合、断ることは可能です。

契約書には加入必須となっていなくても、加入を勧めてくる不動産屋もあるため、きっぱりと迷いのない断り方をおすすめします

「知り合いの不動産会社の人に聞いたんですけど、この24時間安心サポート?とかいうのは契約条件、絶対に入らなくてもいいんですよね?」って言えば、大抵の場合、「必須ではないですが、是非とも加入しておいてください。何かあったとき便利ですよ」などのセールストークになりますので、「じゃあ、不要ですので外しておいてください」で終了です。引用元:yahoo知恵袋‐賃貸の安心サポートについて – 内見の際…

「火災保険で十分対応できる」「トラブルに遭遇したことがない」など、具体的な理由を伝えることで、スムーズに断りやすくなりますよ。

まとめ

賃貸の24時間安心入居サポートは便利なサービスですが、必ずしも必要なサービスではありません

24時間安心入居サポートがいらないと言われる理由は、以下の5つです。

月額費用や、火災保険との重複、対応力、利用頻度などを考慮して、本当に必要なサービスかどうかを慎重に判断しましょう。

この記事が、あなたの賃貸探しのお役に立てれば幸いです。

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