賃貸の家賃保証会社ランキング7選|審査は何を調べる?通らない場合

賃貸ノウハウ

賃貸物件の契約の際には保証会社による入居審査が行われるのが一般的です。

審査で何を調べるのかは保証会社によって異なり、審査に通過する難易度も変わってきます

過去の滞納や収入面で不安があり、審査が緩い保証会社を利用している不動産屋を探している方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は以下の内容で紹介します。

その他、賃貸の家賃保証会社が不要なケースや入りたくない場合の対処法、賃貸保証会社の審査に通らないで落ちた場合の対処法も紹介します。

入居審査でお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

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【賃貸の家賃保証会社】ブラックリストでも通りやすいのは?

賃貸の家賃保証会社とは、入居者が家賃を滞納した際に大家さんへの支払いを保証する会社です。

保証会社を利用することで連帯保証人が不要となることがあります。

保証会社を利用するには審査をクリアしなければなりませんが、審査基準や難易度は保証会社によって異なるので注意が必要。

保証会社は「信販系」「協会(LICC加盟)系」「独立系」の3種類に分類されますが、ブラックリストでも通りやすいのは「独立系」です。

独立系の保証会社についてより詳しく解説していきます。

独立系保証会社がおすすめの理由

独立系の保証会社の審査が緩いとされる理由として、独立系保証会社は独自の審査基準があり、過去の信用情報は調査されない点が挙げられます。

また、保証会社の業界団体内で審査の情報を共有することもありません。

したがって、過去に他社でトラブルがあったとしても審査に響くことがないのがブラックリストの人にもおすすめな理由です。

なお、後々解説する「信販系」「協会(LICC加盟)系」の保証会社だと信用情報や滞納歴が審査項目に入っているため、ブラックリストの人が通過するのはかなり難しいと言えるでしょう。

家賃保証会社おすすめ一覧

審査に通りやすい、おすすめな家賃保証会社を一覧にまとめました。

保証会社 タイプ 審査日数 保証料
フォーシーズ 独立系 2~3日 初回保証料:家賃1ヶ月分
(最低保証料は35,000円)
日本セーフティー 独立系 1~3日 初回保証料:月額賃料の50%
Casa(カーサ) 協会系 2~3営業日 初回保証料:月額賃料の50%
日本賃貸保証(JID) 独立系 2~3日 初回保証料:月額賃料の30%~
(プランにより異なる)
エルズサポート 協会系 最短即日
(通常1~3日)
初回保証料:月額賃料の50%
クレデンス 独立系 2~3日 初回保証料:月額賃料の50%
ナップ賃貸保証 協会系 2~3日 初回保証料:月額賃料の50%

保証会社は「独立系」「協会(LICC加盟)系」「信販系」の順に審査に通りやすいです。

上記の保証会社は「独立系」と「協会(LICC加盟)系」なので、職業や年齢、国籍を問わず審査に通りやすい傾向にあります。

賃貸の家賃保証会社ランキング7選

賃貸の家賃保証会社ランキング7選がこちらです。

各保証会社の特徴を詳しく紹介します。

①フォーシーズ

独立系の保証会社「フォーシーズ」は審査通過率98%以上で無職でも審査に通してくれる、最後の砦とも言える会社です。(参考1):オフィス保証、店舗保証、高級賃貸保証、賃料保証のフォーシーズ-サステナビリティ

初回保証料と入居後1年ごとに払う「年間保証委託料」がそれぞれ家賃1ヶ月分と相場より高額ですが、更新料については賃料の延滞がなければ10,000円に割引されるので延滞がないよう気を付けましょう。

  • 無職や生活保護でも審査を通過できる
  • 賃料延滞回数に応じて更新料を割引
  • 有職者と学生/新卒は初回保証料を割引
タイプ 独立系
審査日数 2~3日
保証料 初回保証料:家賃1ヶ月分
(最低保証料は35,000円)
保証更新料:家賃1ヶ月分/年
(延滞回数によって割引適用)
公式サイト https://www.4cs.co.jp

②日本セーフティー

「日本セーフティー」は57,000店以上の不動産屋が利用している、業界最大手の保証会社。

通常審査通過率の高い保証会社は初回保証料が高額なことが多いですが、日本セーフティーの初回保証料は相場と同じ家賃の50%なのが嬉しいポイントです。

  • 無職や生活保護、外国籍でも通りやすい
  • 全国に19拠点を展開
  • 審査条件が寛容で、保証料も相場通り
タイプ 独立系
審査日数 1~3日
保証料 初回保証料:月額賃料の50%
年間保証料:10,000円
公式サイト https://www.nihon-safety.co.jp

③Casa(カーサ)

「Casa(カーサ)」は全国240万人が利用する保証会社で、過去にCasaでの滞納歴がなければほぼ審査に通過できるのがポイント。

入居者相談窓口があり、家賃相談から居住支援、公的支援の案内まで手厚いサポートをしてくれるのも魅力です。

  • 利用者の満足度は92.2%
  • 契約者限定の優待サービスが利用可能
  • 入居者相談窓口の寄り添ったサポート
タイプ 協会系
審査日数 2~3営業日
保証料 初回保証料:月額賃料の50%
年間保証料:10,000円
公式サイト https://casa-inc.co.jp

④日本賃貸保証(JID)

「日本賃貸保証(JID)」は日本で初めて賃貸保証事業を開始した保証会社で、約29,000店舗の不動産屋が利用しています。

審査時には緊急連絡先や勤務先に必ず確認の電話が入るので、あらかじめ連絡が入る旨を伝えておくとスムーズです。

  • 沖縄を除く全国30ヶ所に展開
  • 審査は年齢・職業を問わず通りやすい
  • 暮らしにまつわるトラブルもサポート
タイプ 独立系
審査日数 2~3日
保証料 初回保証料:月額賃料の30%~
年間保証料:総賃料の30%/2年
(プランにより異なる)
公式サイト https://jid-net.co.jp

⑤エルズサポート

「エルズサポート」は高齢者の生活支援サービスなどを提供するホームネットグループの関連会社。

滞納歴があると審査に通過するのは難しくなりますが、年齢、職業、国籍に関しては寛容なので、比較的通過率の高い保証会社と言えるでしょう。

  • 年齢、職業、国籍を問わず通りやすい
  • 最短30分のスピード審査
  • 無料で健康相談サービスが受けられる
タイプ 協会系
審査日数 最短即日
(通常1~3日)
保証料 初回保証料:月額賃料の50%
年間保証料:10,000円
公式サイト https://www.ls-support.co.jp

⑥クレデンス

「クレデンス」は独自の基準で審査するため、過去にクレデンスで問題を起こしていなければほぼ審査に通るとされています。

信用情報も調査しないので、他の保証会社で審査落ちしたときの再チャレンジ先として活用されることも多いです。

  • 2005年創業の家賃保証会社
  • 業界トップクラスに審査が易しい
  • 職業、年齢、国籍問わず通りやすい
タイプ 独立系
審査日数 2~3日
保証料 初回保証料:月額賃料の50%
年間保証料:10,000円
公式サイト https://www.credence-credit.com

⑦ナップ賃貸保証

「ナップ賃貸保証」は約95%の人が審査に通過している保証会社です。(参考2):ナップ賃貸保証株式会社

申込み前にWEBで仮審査できるのが特徴で、勤続年数や収入などを入力すれば1分ほどで結果が出るので参考になるでしょう。

  • 申込み前にWEBで仮審査ができる
  • 水商売やフリーランスでも通りやすい
  • 約95%の人が審査に通過
タイプ 協会系
審査日数 2~3日
保証料 初回保証料:月額賃料の50%
年間保証料:10,000円
公式サイト https://nap-service.com

入居審査が厳しい不動産に多い?家賃保証会社ランキング

入居審査が厳しい不動産屋に多い家賃保証会社ランキングがこちらです。

  1. オリコフォレントインシュア
  2. エポス(ROOM iD)
  3. アプラス
  4. ジェイリース
  5. 全保連
  6. SBIギャランティ
  7. クレディセゾン
  8. ジャックス

上記は「信販系」か「協会(LICC加盟)系」に分類される保証会社で、信用情報や滞納歴も調査されるため審査が厳しいとされています。

「信販系」と「協会(LICC加盟)系」の主な保証会社や審査基準を詳しく紹介します。

信販系の保証会社

信販系の主な保証会社がこちらです。

  • オリコフォレントインシュア
  • エポス(ROOM iD)
  • アプラス
  • クレディセゾン
  • ジャックス
  • セディナ
  • ライフ
  • SBIギャランティ

信販系の保証会社はクレジットカードやローンなどの履歴(信用情報)をチェックするため、審査が特に厳しいとされています。

ブラックリストに載っているとほぼ確実に審査に落ちてしまいますが、その分保証料は安い傾向にあるのが特徴です。

LICC系の保証会社

協会系(LICC系)の主な保証会社がこちらです。

  • エルズサポート
  • ナップ賃貸保証
  • ジェイリース
  • 全保連
  • 宅建ブレインズ
  • ルームバンクインシュア

協会系(LICC系)の保証会社では家賃の滞納歴を加盟店同士で共有するため、過去に支払いが遅れてしまったことがある人は要注意です。

しかし、信用情報まではチェックされないので、信販系よりは審査に通りやすいと言えます。

【注意】そもそも賃貸の家賃保証会社を自分で選べることはない

家賃保証会社を自分で選ぶことはできません。

ただし、不動産屋に聞けばどの保証会社を使っているか教えてもらえます

また、不動産屋によっては複数の保証会社と提携している場合があり、一度審査に落ちても別の保証会社で再審査してもらえることもあります。

賃貸の家賃保証会社は審査で何を調べる?

賃貸の家賃保証会社は審査の際、以下の項目などを調べます。

  • 収入
  • 勤務先(在籍証明)
  • 勤続年数
  • 年齢
  • 家賃やクレジットカードの滞納歴
  • 緊急連絡先や連帯保証人の内容

入居審査では、家賃が収入の何%を占めているかを確認されます。

一般的に家賃の36倍の年収があれば家賃の支払い能力があるとみなされることが多いです。

また、審査では安定した収入があるかチェックしているため、勤続年数が短かったり正社員でなかったりすると審査に通りにくくなります。

その他、過去に金銭トラブルがある人も家賃滞納のリスクが高いとされるため要注意です。

賃貸保証会社の審査に落ちたら?通らない場合の対処法

賃貸保証会社の審査に落ちたりなかなか審査に通らない場合、以下ような対処方法を試してみましょう。

  • 他の保証会社を使う
  • 代理契約で再チャレンジする
  • 別の部屋を探す

保証会社によって審査項目は異なるため、審査に落ちてしまっても他の保証会社ならクリアできる場合があります。

基本的にどの保証会社を使うか自分で選ぶことはできませんが、通りやすい保証会社も用意しているケースが多いので、まずは不動産屋に相談するのがおすすめです。

また、代理契約(=本人の代わりに親族が契約者となる)ができないか相談するのも一つの手。

代理契約なら入居者本人の信用情報は関係なく、代理契約者が審査基準をクリアしていればOKです。

また、保証会社の変更や代理契約が難しい場合は割り切って別の物件を探すと良いでしょう。

エリアや家賃など条件を変える、審査に通りやすい物件を紹介してもらうなどの対策を取ることでスムーズに契約できるかもしれません。

賃貸の家賃保証会社が不要なケース|入りたくない場合は?

基本的に賃貸物件を契約する際には、保証人を立てたり保証会社を利用する必要があります。

しかし、保証会社に入りたくない事情のある方もいるでしょう。

以下のように保証会社が不要となるケースもあるので、確認してみてください。

  • 支払方法をクレジットカード払いにする
  • 連帯保証人だけで借りられる物件を探す
  • 保証人・保証会社不要の物件を探す

家賃の支払い方法をクレジットカード払いにすることで、保証会社を使わなくても契約できる場合があります。

クレジットカード会社が一度立て替えて家賃を払うことになり、最低1ヶ月分は支払いが保証されるためです。

ただし、支払い方法が口座引き落としのみの物件ではこちらの方法は活用できません。

その場合、UR賃貸のように保証人・保証会社なしで借りられる物件を探すのが確実です。

不動産屋に「保証人・保証会社不要の物件を紹介してほしい」という旨を伝えると、スムーズに案内してもらえるでしょう。

賃貸の家賃保証会社と連帯保証人は両方必須?

近年、賃貸物件の契約において家賃保証会社の加入と連帯保証人どちらも必須というケースが増えています

保証会社と連帯保証人の両方を求める理由は大家さんや管理会社が負うリスクを軽減するためです。

保証会社と連帯保証人の役割を以下にまとめました。

保証会社 家賃の回収など金銭に関する対応のプロ
⇒家賃の未払いがあった際の回収などを
確実に対処できる
連帯保証人 親族など入居者の身近な存在であることが多い
⇒入居者による損害が発生した場合、
連帯保証人に損害賠償の請求ができる

保証会社への加入を必須にすることで家賃の未回収などを防ぐことができ、連帯保証人を立てることで入居者にトラブルがあった際の責任を追及することができます。

このように、双方の足りない部分を補いリスクを最小限に抑えられるため、保証会社と連帯保証人の両方が求められるようになりました。

まとめ

今回は以下の内容で紹介しました。

  • 独立系の保証会社は審査が甘い傾向
  • 保証会社を自分で選ぶことはできない
  • 審査に落ちても別会社で通る可能性も◎
  • 保証会社が不要となるケースもある
  • 保証会社と連帯保証人両方必須の物件も

収入面での不安や過去の金銭トラブルがある方の中には「なるべく審査が緩い保証会社で契約したい」と考えている方もいるでしょう。

独立系の保証会社なら審査基準が独自のものであったり、過去の信用情報が調査されなかったりと、ブラックリストに載っていても審査に通りやすい傾向にあります。

自分で保証会社を選ぶことはできませんが、複数の保証会社と提携している不動産屋も多いので、不安な方はどの保証会社を使っているか不動産屋に確認するのもおすすめです。

▼参考にしたページ

(参考1):オフィス保証、店舗保証、高級賃貸保証、賃料保証のフォーシーズ-サステナビリティ
(参考2):ナップ賃貸保証株式会社

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