「気に入った部屋を見つけたのにエアコン1台しかついていない」と契約を迷っている方もいるのではないでしょうか。
1LDK以上の間取りだとエアコン1台で乗り切れない可能性もあるので、契約前によく検討する必要があります。
そこで今回は以下の内容でまとめました。
▼この記事に書いていること
1LDK、2LDK、3LDKでエアコン1台の賃貸に住んでいる人の口コミを紹介するので、参考にしてくださいね。
賃貸でエアコンが1台しかないのは大丈夫?
引用元:Pexels
賃貸で1LDK以上の間取りだと、エアコンがリビングに1台設置されているのみというケースも多いです。
しかし、エアコンが1台しかないのは問題ないのでしょうか。間取り別に口コミを調査しました。
それぞれ詳しくご紹介します。
1LDKでエアコン1台の場合
1LDKの場合、リビングのエアコンだけでやり過ごしているという人もいました。
エアコン1台の1LDKに住んでたけど、名古屋の夏でも寝室は夜だけ引き戸を解放してサーキュレーターとか使えばいいので案外平気でした。引用元-Twitter@hiroshix_dx
ただし、その場合は部屋同士が引き戸で繋がっていて、かつサーキュレーターを併用し、エアコンの風を別室に送っているケースが多いです。
また、大多数は以下のような意見です。
1LDKに住んでてエアコン1台で暮らしてる人どうやって部屋温めてます? エアコン23〜25℃に設定しても寝室20℃超えなくて寒いから解決方法求む引用元-Twitter@Kaito_o1
10.6畳+3.8畳の1LDKに、6畳用のエアコン1台なので全然冷えないのね_(:3 」∠)_引用元-Twitter@nnrpink
部屋の広さや位置、ドアの形状などによっては、1LDKだとエアコン1台では耐えられないこともあります。
その他、住んでいるエリアや部屋が南向きか北向きかといった立地次第でも、体感温度や湿度が異なることも。
1LDKの場合は条件によって、エアコン1台でOKなときと難しいときがあるようです。
2LDKでエアコン1台の場合
2LDKでエアコン1台の場合、ほとんどの家庭が「快適な温度が保てない」と感じているようです。
エアコン24度設定なのに、室温が30度を切ることがない(笑)2LDKでエアコン1台というのが無理あるのかと思ったので、近日中にエアコン手配したいと思いますヾ(- -;)引用元-Twitter@lunarium09
新しい家は2LDKですが、エアコン1台しかないので追加購入です 首都圏の夏は流石にテレワーク主体なのにエアコン無しでは過ごせる自信がありません引用元-Twitter@GcKeast
2LDKになると、1台のエアコンの風を全部屋に行き渡らせるのは難しいです。
エアコンのある部屋とない部屋の位置関係によっては、全く空調が届かない部屋ができてしまうこともあります。
そのため、口コミでも「温度調整ができなくて暑い」という内容が多く見られました。
3LDKでエアコン1台の場合
3LDKでエアコン1台の場合、快適な空調を保つのはかなり難しくなります。
育児スペース用にエアコンを新規導入しようと思い家電量販店をリサーチ中。そもそも、夏はクソ暑く冬は超寒い3LDKを10畳エアコン1台+窓エアコン1台で乗り切ろうって考えが甘かった…子の命のためなら数万円は安いよね…引用元-Twitter@hama561_b
去年まで住んでたとこは積もってただろうな。雪遊びができて長男は楽しそうだったけど、3LDKを6畳用エアコン1台のみで過ごしてたから死ぬかと思ったけどね引用元-Twitter@hama561_b
また、3LDKで1台のエアコンでまかなっている人では、以下のような口コミが見つかりました。
エアコンぶっ壊れた_| ̄|○ il||li 週末には台風来るのに… 20畳~26畳のやつだからこれ1台で家中まかなってたのに全部屋引用元-Twitter@kansto777
間取りによってはハイパワーなエアコン1台で事足りることもあるようです。
しかし、その1台のエアコンが故障してしまうと、全部屋の空調が効かなくなります。
やはり3LDKの場合、エアコンは複数必要と言えるでしょう。
リビングにしかエアコンがない時の対処法は?
引用元:Pexels
リビングにしかエアコンがなく寒いときの対処法がこちらです。
- ストーブ/ホットカーペット/こたつなどの暖房器具を使う
- 厚着する
- 厚手のカーテンで断熱性を上げる
また、リビングにしかエアコンがなく暑いときの対処法がこちらです。
- 扇風機やサーキュレーターを使う
- ベランダに打ち水をする
- 保冷材などで体を冷やす
- 除湿器で部屋の湿度を下げる
- 冷感素材の寝具を使う
寒い場合は暖房器具で部屋の温度を調整したり重ね着したりと、暑いときと比べると対処が簡単です。
しかし、暑い場合は適切に除湿器やサーキュレーターを使わないと、体感温度が下がらないこともあります。
次の項目でサーキュレーターの効果的な活用法を解説します。
2LDKにエアコン1台のサーキュレーターの活用法
2LDKにエアコン1台のときに役立つのがサーキュレーターです。
サーキュレーターを使って複数の部屋に空調を回す際は、各部屋のドアを開けておきましょう。
また、冷房(冷たい空気)は下に降り、暖房(暖かい空気)は上に留まる性質があります。
そのため、目的に応じてサーキュレーターの置き場所を変えることで、効率的に部屋の空気を循環させることができます。
以下に暖房・冷房それぞれでおすすめのサーキュレーターの置き場所をまとめました。
暖房 | 冷房 |
---|---|
エアコンのある部屋の中央に置き サーキュレーターが真上を向くよう設置 |
エアコンを背にして設置 |
また、エアコンのある部屋とない部屋の間にもサーキュレーターを置くのも効果的。
エアコンの風をサーキュレーターが循環させ、次のサーキュレーターが隣の部屋に空調を届けるイメージです。
間取りや住んでいるエリアにもよりますが、正しく使えばエアコン1台でも快適に過ごせるかもしれません。
賃貸でエアコンなしのメリットとは?
引用元:Pixabay
気に入った部屋でもエアコンがないため契約を迷っている方もいるのではないでしょうか。
賃貸でエアコンなしのメリットがこちらです。
- 家賃が安い傾向
- 電気代を抑えられる可能性がある
- エアコンを掃除する手間が省ける
基本的に、エアコンなしの物件はエリア内のエアコンありの部屋より立地や部屋の広さがあったり、家賃が安いケースが多いです。
また、エアコンではなく扇風機などを使うことで電気代が抑えられます。
その他、エアコンのフィルターや上部の掃除は意外と手間がかかりますが、掃除をしなくていいので楽できるのもポイント。
エアコンによる温度調整はできなくても、上記のようなメリットもあるので、エアコンなし物件を検討してみるのも一つの手です。
賃貸でエアコンを追加でつけてもらう交渉は可能?
賃貸でエアコンを勝手に取り付けることはできません。
エアコンを追加でつけてもらうには、大家さんや管理会社に交渉をする必要があります。
交渉の際のポイントがこちらです。
- 契約前に提案する
- 「エアコンが設置されたらその物件を契約する」と伝える
大家さん側が空室を早く埋めたいと考えている場合、交渉に応じてもらえる可能性があります。
また、追加でエアコンをうけてもらう場合、以下に気を付けましょう。
- 大家さんや管理会社から条件を提示される可能性がある
- エアコン本体や設置費用の負担をしなければならないこともある
- エアコンの種類は指定できない
上記のポイントも参考に、エアコンのない物件でも諦めずに一度交渉してみるのもおすすめです。
賃貸でエアコンがつけられない部屋はある?
引用元:Pixabay
賃貸でエアコンを設置できない部屋もあります。エアコンをつけられない理由には以下が挙げられます。
- 構造上の問題
- 室外機を置くスペースがない
- 配管穴(設置穴)がない
- エアコン用のコンセントがない
上記に当てはまる場合、交渉をしてもエアコンを追加する許可を得るのは難しいです。
なお、エアコン用の配管穴(設置穴)の有無によってエアコン追加の許可が下りるかどうか、難易度が変わってきます。
次の項目でそれぞれ詳しく解説します。
エアコン設置穴ありの場合
エアコンの設置穴(配管穴)がある場合、エアコンの設置が可能です。そのため、大家さんへの設置確認や交渉も比較的簡単と言えます。
また、エアコンの設置穴がある際は、エアコン設置時にビス穴や跡がついても退去時に修理費用を請求されることはありません。
これは「通常の使い方をしていても発生するもの」という考えに基づいています。国土交通省-原状回復をめぐるトラブルとガイドライン (再改訂版)_
ただ、エアコンの設置穴があるからと言って確認を取らずに設置してしまうとトラブルの元になるので、必ず先に許可を得ましょう。
エアコン設置穴なしの場合
続いてエアコンの設置穴(配管穴)がない場合ですが、こちらは取り付け許可の難易度がかなり上がります。
設置穴がない場合、絶対にエアコンをつけられないことはありませんが、壁に穴を開ける大掛かりな工事が必須となりますし、家に傷を付けることになります。
しかし、昨今はエアコンが全部屋に設置されている賃貸も少なくありません。
大家さんや管理会社の意向によっては許可が得られるだけでなく、設置穴の工事費用を貸主負担にしてくれる可能性もあるので、まずは確認するのがおすすめです。
エアコン持ち込みで増設はできる?
引用元:Pexels
賃貸でエアコンを勝手に取り付けるのは基本的にNGです。
賃貸借契約書の中にエアコンの項目があり、「エアコンの取り付けは自由」など記載がない限り、勝手な増設はしないようにしましょう。
エアコンの設置が許可されている際は持ち込みで増設することが可能です。
エアコンの増設が許可されていた場合に気になるのが、「退去時に修理費用を取られるのか」という点ですよね。
結論からお伝えすると、エアコン用の配管穴が開いている場合は、設置に伴うビス穴などが開いても修理費用は請求されません。
【賃借人が通常の住まい方、使い方をしていても発生すると考えられるもの】
エアコン(賃借人所有)設置による壁のビス穴、跡引用元-国土交通省-原状回復をめぐるトラブルとガイドライン (再改訂版)_
賃貸の退去時には現状回復義務(=部屋を借りたときの状態に戻す義務)があります。
しかし、上記からエアコン設置時のビス穴などは通常の使い方をしても発生するものとされ、現状回復の対象外だと分かります。
なお、エアコン用の配管穴がない場合、持ち込みでエアコンを増設するのは難しいことが多いです。
取り付けして退去時に置いていくことはできる?
自費で取り付けしたエアコンを退去時に置いていけるかどうかは、大家さんや管理会社の判断次第となります。
中にはエアコンの買い取りをしてくれるケースもありますが、多くの場合は置いていけたとしても買い取ってはもらえないので注意が必要です。
また、新品同様だとしても原状回復が優先され、撤去が必須となる場合もあります。
どのような対応になるかはそれぞれなので、エアコン増設前に必ず確認しましょう。
まとめ
今回は以下の内容でご紹介しました。
- エアコンが1台しかない場合、1LDKまでは大丈夫という口コミもあり
- 2LDK、3LDKの場合はエアコン1台では厳しい可能性大
- リビングにしかエアコンがないときはサーキュレーターが活躍
- 賃貸でエアコンを設置できない部屋もある
- 許可があればエアコンを持ち込み増設することは可能
寒暖差が大きくなっている昨今、エアコンが1台しかないのは心もとなく感じる方もいるでしょう。
口コミからも分かるように、部屋数が増えるにしたがって1台のエアコンでは全部屋の温度調整をするのが難しくなります。
エアコンの設置穴やコンセント、室外機の設置スペースがある場合、エアコンを設置することが可能です。
暑さ・寒さが気になる方は大家さんや管理会社に確認のうえ、エアコンを増設するのもおすすめです。
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